2009・12・1  「朝顔図」の制作


実家の玄関に明るい爽やかな絵を〜と描き始めました。


  

朝顔を描くなら、つるを描く!
あたかも、絡みつく相手を求めて空を彷徨っているようで、
一番描きたかったポイントなのです。白川郷で爽やかに咲く朝顔。
自宅近くの公園でのびのびとつるを伸ばす朝顔。


竹の支柱は100均で本当の竹を緑にコーティングした物を見つけ、
実はベンガルゴムの支柱用に買ったもので、よーく見ると、
微妙な曲がり方が「これこれ!」って感じで、
何枚もスケッチしたり、下絵用に少し小さめに作ったり…
こだわる処には時間をいくらでもかけます。

 



枯竹は意識して見たことがないので、想像で5番の荒い絵の具で
粒子をアトランダムに塗ってみたら、なんと、それらしいではないですか?
うまくいきました。\(^o^)/
この絵はすでに90パーセント目標達成した気分です。

 

下絵はこんないいかげんなスケッチとアイデア帳から始まって、
時間をかけて完成します。トレーシングペーパーに写したこの下絵だけを
最期まで手元に置いて、くるいが生じないようにします。
又、いつか、他の絵の一部として何度も使ったりします。
スケッチより大事なもの…生命線??です。
色は描いていく時の気分次第で変化するので、あまり気にしません。
これは、あくまでも、私のやり方ですが…

 

 

空間は夏の朝の爽やかさをイメージして、胡粉と雲母(きらら)を黄緑にかぶせました。
洗ったり塗ったり、ぶっかけたり、諦めかけた頃、仕上がります。なりゆき〜
胡粉で片暈し(テリ隈)、この段階が一番好きです。下仕事ですが、無限の可能性を
感じる時です。徐々に彩色へと進んで行く内、この程度か?と落ち着くわけで…


今はここまで… 
彩色の進み具合は又後日…